小児のてんかん 原書第2版
小児のてんかん 原書第2版
監訳 丹羽真一(福島県立医科大学神経精神科教授)
判型 B5
頁数 494
発行 2001年01月
ISBN 978-4-88563-128-3
定価:13,200円(税込)在庫無
てんかんは乳幼児期や小児期に見られる神経的問題の中では最もありふれたものである。
本書は,一般の家庭医や小児科医あるいは小児神経科医に,こうした小児てんかんの最近の知見を,特に臨床面に重点を置いて紹介することを目的とし,導入部にてんかんの定義,およびてんかん発作とてんかん症候群についての最新の分類総説である。次に,実際の主訴の多くを占めている種々のてんかん発作型を記載し,臨床発作型によらず患者の特性や原因の性質,別に例えば新生児や乳幼児に特有な発作や,発熱,脳腫瘍,奇形に伴う発作について述べ,最後に,てんかんの多くに共通する予後や診断そして治療について包括的に述べてある。本書は西欧諸国では好意的に受け入れられており,けいれん性疾患をもつ小児の診断と治療の進歩に寄与できるものと考える。