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小児薬物療法の基礎と実際

小児薬物療法の基礎と実際

監修 岩田力(東京大学医学部助教授・附属病院分院小児科医長)

判型 A5
頁数 232
発行 2001年04月

ISBN 978-4-88563-130-6

定価:3,080円(税込)在庫無
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 小児医療において,薬物療法の占める割合は非常に大きい。現にある症状に対して行う対症療法での薬物の存在意義は計り知れないものがある。しかし,わが国における医学の中で,薬物療法に関する教育が十分ではないといわざるを得ない。
 本書は,このような状況下処方箋の書き方ひとつにしても多くの医師がかなり自己流のやり方で書いており,経験と反省をするなかで,臨床薬剤師が臨床上気をつけるべき注意点を主題のもとに小児科医にとって薬剤を見直すよい機会となるよう単なる解説書ではない,基礎的な知識の整理とともに実務上役立つ本を目指したものであり,医療を行う上で大変役立つものと確信します。

目次

第I章 小児における薬物動態の特徴と相互作用
1.薬物の吸収 
2.薬物の代謝 
3.薬物の排泄 
4.薬物と飲食物の相互作用

第II章 小児における薬物投与設計
1.サーカディアンリズムと時間薬理 
3・4.肝機能・腎機能障害者への薬物投与 
5.植物アレルギー患者への薬物投与

第III章 小児への薬物投与上の特徴

第IV章 処方せんの記載と医薬品情報
1.処方せん記載上の留意点 
2.医薬品の開発過程で生成される基本的な医薬品情報

第V章 小児における薬物療法の実際
1.解熱薬 
2.鎮咳・去痰薬 
3.テオフィリン 
4.抗菌薬
5.抗てんかん薬 
6.造影剤 
7.予防接種

第VI章 小児における異物誤飲の実態と処置法

第VII章 院内感染防止における消毒薬の適正使用